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ピルとは?低用量ピルと中用量ピルの違いやメリット・副作用をまとめました

「ピル」という言葉は聞いたことがあるものの、なかなか服用する勇気が出ない方もおられるのではないでしょうか。そんな方は、ピルについての知識が少ないために不安になっている場合が多いです。
今回はそもそもピルとは何かから、ピルの種類やそれぞれのメリット・副作用についてご紹介していきます。

ピルとは?

ピルは、経口避妊薬のことです。
1960年代にアメリカ合衆国で開発され、今では世界で1億人以上の女性が服用していると言われています。

 

ピルにはエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが含まれており、これにより排卵を抑制する仕組みです。
避妊以外にも、生理日の移動や月経困難症(PMS)の緩和、子宮内膜症の治療などに使われています。

 

一言で「ピル」と言っても、いくつかの種類があります。かつては高用量ピル・中用量ピルが主流でした。今では低用量ピル・超低用量ピルなどが開発されており、こちらを処方されている方が多いのではないでしょうか。
ピルの服用に抵抗を持っている方は、高用量ピル・中用量ピル時代の副作用のイメージが抜けていないのかもしれません。

 

日本では、1999年(平成11年)になってようやく避妊目的での低用量ピルの使用が認可され、2008年(平成20年)に月経困難症(PMS)の治療薬として認可されました。
日本でピルを入手するには、医師の診察を受け、健康状態を考慮して、処方箋を受ける必要がある処方箋医薬品でもあります。

 

使用状況は国ごとに大きく異なり、イメージも異なっています。アメリカでは1200万人の女性が使用しており、全米で大人気のリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』では父親がピルを購入する場面が放映されていたり、映画やドラマ内のセリフにも当たり前のように「ピル」という単語が使われているほどです。
また、イギリスでは16〜49歳の女性の1/3が内服しているとされています。一方、日本ではまだまだピルの服用に抵抗がある女性が多く、世界的に見てもピルや避妊に対する意識が低いことが分かっています。

 

後になってみると「あれはちょっとまずかったかな?」と気付けるものの、イライラしているときはどうしてもそれが表に出てしまって自己嫌悪に陥ってしまう女性も少なくないでしょう。

低用量ピル

低用量ピル(OC)とは、低用量経口避妊薬のことです。
「OC」とは「Oral Contraceptives」、日本語でいう経口避妊薬の略となります。低用量ピルは、昔から使われていた中用量ピルの副作用を少なくするために、”避妊効果を保ちながらホルモン量を減らす”という努力から開発されました。
現在日本で販売されている低用量ピルは、40年以上も前から海外では販売されており、安全性も確立されています。

 

トリキュラー28、トリキュラー21、マーベロン28、マーベロン21、アンジュ28、アンジュ21、ルナベル配合錠、ヤーズ配合錠など、複数の種類の低用量ピルがあります。

 

 

メリット

よく知られているのは、安全な避妊方法であることではないでしょうか。99.8%以上のほぼ確実な避妊効果があるとされています。ですが、それ以外にも様々なメリットがあります。

一番は、生理痛の緩和です。
低用量ピルに配合されているホルモンの影響で、子宮の内膜が厚くなりにくいため、生理痛を軽くすることができます。また、生理時の経血の量を少なくなる効果もあり、貧血の治療にも効果があるとされています。
それだけでなく、生理の期間を短くする効果も望めるのです。
避妊だけでなく、生理痛・月経不順・月経前のイライラや月経前症候群(PMS)の軽減などの生理にまつわる不快な症状の改善が期待して、旅行や行事などの予定に合わせて生理を調整するために、低用量ピルを使う方も最近は増えてきています

次にあげられるのが、大人ニキビの改善です。
生理前のニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因といわれています。
低用量ピルの服用によって、ホルモンのバランスを正常にすることが可能なのですし、体質的に過剰な男性ホルモンの改善もできるので、大人ニキビの改善につながるのです。
アメリカやヨーロッパなど多くの国では、ニキビの治療薬としても、低用量ピルが使われているほど!
化粧品に高額な費用を支払うよりも、より確実な効果を期待できます。

 

子宮内膜症への治療効果を期待して、服用されている方も増えてきました。
子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気です。子宮以外の場所で増殖した子宮内膜組織は腹腔内にとどまり、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)の原因になります。
低用量ピルには子宮内膜の増殖を抑える作用があるため、子宮内膜症の治療薬として有力視されているのです。
実際に一部の低用量ピルは、子宮内膜症の治療薬として保険を適応することが可能で、子宮内膜症の予防としても用いられています。
子宮内膜症のもっとも副作用の少ない、安全な治療薬としての効果が期待されているのです。

他にも、女性特有の子宮体ガン・卵巣ガン・大腸ガンの予防が報告されていたり、乳腺症の改善・乳腺の良性腫瘍の発生を抑制する効果が期待されています。

 

副作用

服用開始ごろには10人中1~2人の割合で軽度の吐き気、頭痛など“つわり”のような症状や乳房のハリが現れることがあるとされていますが、数日のうちにほとんどの方は症状が消失します。
また、不正出血があることも確認されていますが、飲み続けると落ち着いてくるとされています。
稀に『血栓症』という、血管の中で血液が固まってしまって、血液が流れなくなる副作用が起こる場合があります。
タバコを1日に1箱吸う方などに起こる可能性があるため、初めてピルを服用しようとする場合は、レディースクリニックなどを受診し、しっかりと医師に診察してもらうようにしましょう。

中容量ピル

最近では、低用量ピルが主流ですが、充分な避妊対策を行なっていなかった時に、性行為後に緊急的に避妊効果を得るための方法に用いられたり、生理日を移動させる際に処方されることが多いです。

女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が50マイクログラム含まれており、低用量ピルに比べて成分量が多く効果が強いため、副作用が出る可能性も高くなります。

 

 

メリット

中用量ピルは、低用量ピルが一般的になる前から避妊薬として利用されてきました。そのため、飲み忘れによる避妊失敗の影響が少ないというメリットがあります。
最近では、緊急避妊用として処方される機会が多いです。膣内に中出しされてしまった場合など、性交後に服用するアフターピルとして使用されています。
避妊効果は72時間以内に服用することで80%以上の成功率とされています。
避妊に失敗してから72時間以内に2錠、その半日後にもう2錠を飲むのが一般的です。

そして、プラノバールなどの中用量ピルは女性ホルモンの成分量が多いことから、生理日をずらす目的でも処方されています。

低用量ピルでも生理日を移動させることは可能ですが、中用量ピルの方がスケジュールにあわせて確実にずらせる効果が期待できます。

 

副作用

主な副作用として、吐き気・嘔吐、食欲不振、頭痛、乳房痛、むくみ、体重増加、発疹が報告されています。特に、初めてピルを服用された方は、吐き気や頭痛、乳房痛を感じられる方が多いようです。

ピルによって、ホルモンバランスを強制的に調整しているために、慣れるまでは副作用が起きることを覚えておくといいでしょう。

ピルの違いを知って、自分に合ったものを選んで

その時々の自身の体の状態やピルを服用したい理由を踏まえた上で、しっかりと医師と相談して、自分に合ったピルを選ぶことが大切です。
最初は必ず、クリニックなどを受診し、自己判断で選ばないようにしてくださいね。