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日本は“ピル”後進国?「服用は女性を幸せにする」世界との温度差

-日本ではまだまだ認知度が低く、服用率も低いという低用量ピル。-

一方で、世界においては、女性たちにとってとても身近な薬です。
例えるなら、頭痛薬や胃腸薬のように、服用する女性が大勢います。

それを証明するように、世界における低用量ピルの服用率は、フランス39.5%、ドイツ37.5%、イギリス28.0%、アメリカ16.0%と、広く普及しています。
一方で、日本でのピルの服用率は1.1%しかありません。

このような背景から、日本は“ピル後進国”とも呼ばれます。服用率が低すぎるのです。
しかしそれにしても、世界ではなぜ、こんなにも普及しているのでしょうか?

世界と25年の差――。ピル認可のタイミング

世界では、日本よりも先に低用量ピルの認可が下りています。例えばアメリカで承認されたのは1974年のこと。日本で承認されたのは1999年ですから、約25年前には承認されていたことになります。

国連加盟国で一番最後に認可が下りるほど、日本は世界でも遅れをとっていたのです。

ほとんどが間違った知識? 本当は安全な低用量ピル

日本において低用量ピルが普及しない理由――。

それは、誤ったピルの知識が広まっているのが原因です。

 

例えば、

「ピルを飲むと太るんでしょ?」
「妊娠に影響が出るって聞いたけど……」
「血栓症や乳がん、子宮がんのリスクが上がる」

 

こんなふうに、あなたも思っていませんか?

もし、思っているなら、これらはまったくの誤情報です。

気分が悪くなる、吐き気がする、不正出血がある、胸の張りを感じるといった副作用が出ることはありますが、これらの副作用はずっと続くわけではありません。長くても2〜3ヶ月すれば症状は治まるもので、心配する必要はないのです。

しかし日本では、こうした正しい知識が広まっていません。誤った知識に怖れる女性は多く、ピルの服用に踏み切れない人が多く存在しています。

 

低用量ピルを服用することへの偏見も

日本で低用量ピルの認可がなかなか下りなかったのは、ピルの服用により、性感染症への予防意識が低下するのではと危惧したためです。低用量ピルの認可を検討していた当時、世間ではエイズが流行しており、その予防も兼ねてコンドームの使用を呼びかけていました。

低用量ピルを承認すれば、男性が避妊をする必要がないと感じる人が増えるでしょう。すると、コンドームによって感染症予防をする人が減り、性風俗の乱れからエイズが蔓延すると関係機関は考えたのです。

これが、日本での承認が遅れる原因となりました。

現在でも、ピルを服用する女性に対して、偏見が寄せられないわけではありません。

 

日本では、このような誤った知識と服用の偏見から、世界に比べて服用率が低くなってしまったのです。

最近では、ピルの使用を隠さない風潮も

一方で、最近ではピルに関して言及する女性も多くなっており、ネガティブな偏見は拭われつつあります。

例えば、テレビなどで活躍するある女性タレントは、18歳から妊娠を希望する年齢まで、ずっと低用量ピルを服用していたといいます。

また最近では、オリンピック代表にも選ばれた女性アスリートが「ピルで月経をコントロールしていた」と、自身の体験談を語っていました。

 

このように、世間で活躍する女性が低用量ピルを服用している例を見ると、徐々に考えが変わってくるのではないでしょうか。

世界でピルを服用している女性も、テレビで語った彼女たちと同じように、ピルの正しい知識とメリットを知っています。それが毎日を快適に過ごすことに繋がり、生活の質を向上させることにも理解しているのです。

 

 

ここからは、世界の女性たちがどんなふうにピルを用いているのか、次の項目ではそのことについてご紹介していきましょう。

世界の女性はどんな目的でピルを服用しているのか

今、この文章を読んでいるあなたは、ピルについて何も知らないかもしれません。まずはここで、ピルの種類やその特徴について触れていきましょう。

《ピルの種類》

 

低用量ピル

・低用量ピルは、ごく少量のホルモンが含まれた避妊薬です。
ホルモンバランスを調整することで排卵を止め、避妊します。基本的に低用量ピルは毎日服用するものです。

アフターピル

・アフターピルは、避妊に失敗したときなどに用いる緊急避妊薬で、緊急時にのみ医師に処方してもらい服用します。

 

《ピルを使用する目的・ピルのメリット》

 

避妊
月経コントロール
生理痛や月経不順等の軽減
PMSや貧血等の軽減
子宮内膜症の軽減
ニキビ治療
がん予防
乳腺症予防

 

ピルのメリットは、まず第一に、女性主導でほぼ100%の避妊ができることです。
日本では男性用コンドームによる避妊法が46.1%を占めますが、世界では19.2%が、ヨーロッパの国々では40%前後が低用量ピルによる避妊法を選んでいます。

その他のメリットは、生理痛や月経量、生理不順やPMS等のトラブル解消に役立つということです。生理痛など、月に一度憂鬱になる女性は少なくありませんが、ピルを服用すれば、そんな憂鬱からの開放が可能です。

また、ホルモンバランスが整うことで、ニキビの治療や、がんの予防などにつながることもわかっています。
このように、メリットはたくさんあるのです。

約7割の国で処方箋不要、一方、日本では……。

日本の場合、低用量ピルを得るには「処方箋が必要」です。

それが低用量ピルの使用を妨げることにもつながっているのですが、実は世界147カ国のうち約7割は、低用量ピルの入手に処方箋の必要がなく、ドラッグストアなどで手軽に入手することができます。

しかも、低用量ピルは自由診療となるため、1ヶ月に2,000〜3,000円の費用を負担しなければいけません。さらに日本では、妊婦以外の人が産婦人科に通うことに抵抗を感じる人が少なくなく「近所で噂になってしまうのでは……」と、ためらい、それがさらに処方の機会を奪っています。

 

しかし最近では、ネットを利用したオンライン診療、オンライン販売が広まってきています。

直接病院へ行くことなく診療を受けられ、ピルを処方してもらえることから、
気軽に安心してピルが服用できるようになりました。

まとめ

日本ではまだまだ、ドラッグストアなどで気軽に手に入れることはできません。

避妊したい、生理痛などの婦人科系の不調をどうにかしたいという女性は、オンラインなどの便利な手段を利用して、低用量ピルをもっと身近に利用してみてはいかがでしょうか。